ロシアがウクライナに一方的に攻め込んでもう2か月になります。それまでの経緯をいろいろ言う話はありますが、歴史に照らし合わせると私の見識では90年近く前の満州事変の事情に似ているような気がします。
あの時の日本は南下してくるソ連との緩衝地帯として満州を日本のコントロール下に置きたかったし究極の目標は世界平和だと言っていた。今回のウクライナ戦争もロシアはNATOとの緩衝地帯としてウクライナをコントロール下に置きたかったし侵攻を平和維持活動とか言っています。当時の日本は中国からの挑発にのって中国大陸で泥沼に入っていった。今回のロシアはコントロール下に置こうとしたウクライナで泥沼から抜けられなくなってしまった。
当時の日本の場合は、その前の日露戦争の損害が大きかったこともあって満州での権益に固執して国力が圧倒的に強い米国の反発を招いて米英が中国側についた事が泥沼に入っていったのだから、満州建国する時に利権を独り占めしないで米英と利権を分け合っていれば泥沼に入っていく事は無かったのかなあ。今回のロシアの場合もソ連が解体した時点で国力が相対的に低下していたロシアが過去のソ連の時代の権益に固執して力で回りの国を自国に向けさせ様とする為に周辺国の反発を招き欧米はウクライナ側についた。ロシアとしてはソ連の時代の権益に固執しないで欧米と利権(=市場?)を分け合う様にしていればいれば泥沼に入っていく事は無かったのかなあ。ロシアに分ち合うだけの国力(または産業)があればだけど。でも資源はある。いづれも「コイツの方が悪い」と言った所で事情はどうあれ他国に攻め込んでいる訳だから周りから見れば攻めこんでいる方が悪いと見える。
結局は、自分と周囲との力関係を図りつつも周りの思惑を無視して利権を独り占めすると泥沼に入っていくと思う。分かちあって”三方よし”を図る事が大事なのではないか。と。
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